2017年8月5日土曜日

買い物を平日だけにしてみる

「え、店が全部閉まってる。お土産買えない。。。なんで!?」


ドイツ、オーストリア、イタリア、スペインあたりへ行くと、日曜や祝日は飲食店、美術館、博物館以外のほとんど全てのお店が閉まっています。法律で決まっているそうです。キリスト教の影響で安息日という考えがあるとのこと。そのせいか、中華系移民の店は開いている場合があります。旅行客でけっこう繁盛してます(笑)
ちなみに、イスラム圏は金曜日が休みらしいです。


この一昔前の正月のような休み、旅行者にとっては非常に不便です。日本人は短い旅程の人が多く、現地到着日か出発日が日曜日になることも多いですね。すると、飲料水や現地SIMが手に入らなかったり、旅の最後にお土産が買えなくて焦ったりすることになります。


ただ、休みの日の街は独特の穏やかな雰囲気で、私は好きです。散歩したり、運動したり、読書したり、大事な人と過ごしたり、家にいたり、ゆったりした時間が流れています。小売の店が開いていないことで、多くの労働者が休めるという側面もあります。カフェやレストラン、美術館や劇場、公共交通機関なんかは営業しているので、そこで働いている人たちは大変ですが。。。


日本でこれを全面的にやるのは難しそうですが、個人的に勝手にやるのは簡単です。買い物を平日にするだけですから。もちろん、どうしても必要なときは休日に買い物してもいいでしょう。


平日にだけ買い物するというのは、いざやってみると、なかなか快適です。なんといっても店が空いています。店員さんが見つからなくて待ちぼうけということがありません。お店の人とゆっくりおしゃべりしながら品物を選ぶこともできます。人をかき分けなくても歩けますし、ぶつかって嫌な思いをする事もありません。レジで長い列に並ぶこともありません。平日に時間をとらないと買い物できないので、効率よく仕事を終えることにもつながります。そして、休日は落ち着いたところでゆっくりできます。


一歩すすめて、平日の中でも限られた日にだけ買い物するのもオススメです。例えば「水曜日だけ」とか「月・水・金だけ」とか。特定の日以外は買い物をしないことにすると、時間の使い方がより効率的になり、浮いた時間を大事なことに使えるようになります。


ネットでの買い物も平日限定にしてみるといいですよ。ネットで買い物すると実店舗に出かけるよりも時間の効率はいいはずですが、無数に商品があるため、比較検討をすると結構な時間を使います。24時間365日営業なので、やりはじめると際限なく時間を費やしてしまうこともあります。なので、「19時から20時まで」など時間帯も限定してしまうのも有効な小技です。


買い物に使う時間が減ると、不要な買い物を防ぐ方向に力が働き、ひいては物を減らすことにもつながります。

いいことずくめなので、ぜひ試してみてください!