じっくり味わえる料理には出汁が重要です。手軽に顆粒だしもダメではないですが、だしパックにしてみるだけでもレベルの違う味になりますし、食材から出汁をとると次元の違うおいしさです。
食材から出汁をとるというと大変な印象があるかもしれませんが、さいわい日本の料理の出汁はそんなに手間がかかりません。
昆布だしは、
1.夜寝る前に鍋に水を張って
2.中に昆布をいれておくだけ
です。
今から寝てるわけにもいかない、すぐに必要という場合は、
1.水を張った鍋に昆布を入れて
2.火をつけたら沸騰するまで入れておくだけ
です。
かつおだしは、
1.湯を沸かして削り節を落とし
2.火を消してしばらくしたら濾すだけ
いりこだしも、
1.頭とはらわたをとったら
2.あとは昆布と同じように使うだけ
です。
味の調節は、
水と食材の量の割合
水に入れる時間
でざっくりできます。
あとは、この出汁を使うだけで、大衆居酒屋以上割烹未満くらいの味にはかんたんに到達します。余った出汁は冷凍しておけば、すこし風味は落ちますが、十分おいしく保存できますよ!
野菜を薄く切って出汁で煮て、味噌を溶いたらおいしい味噌汁です。葉物をさっと湯通しして、水を絞ってから出汁をかければ、上品なおひたしになります。出汁で炊いたご飯もおいしいです。
ぜひ今夜は昆布を水に入れて寝てみてください。